鎌倉時代の僧侶・明恵上人は鳥獣戯画が伝えられている高山寺にて日本で最初にお茶を植え育てました。
また宇治の地にお茶の実をもたらし栽培方法を教えたと伝えられています。
illustratorを触り始めて3ケ月頃の話です。宇治鳥獣戯画・三部作は、宇治に鳥獣戯画があったらどんな感じになるだろう?という、ぼんやりした三つのイメージを、当時オーダーのれんの絵付けをお願いしておりました図案家の大庭 三津雄先生に依頼し、和紙に描いていただきました。
先生の絵を参考にしながら、ドンドンと遊びを加え、宇治茶の栽培・普及・感謝の様子をを創作し、手ぬぐいにデザインを落とし込みました。粗いタッチで不格好な仕上がりになり、先生に申し訳ないという思いもありますが、その当時、精一杯なので、手直しをすることはやめよう!と今に至ります。
綿生地のお茶夢シリーズを創作する以前、頭の中のイメージを可視化する事の楽しさや難しさを感じる事が出来た、思い出深い作品です。
手ぬぐいとして、また額縁に入れて鑑賞用として、お使いいただけらならとても嬉しいです。
【手ぬぐいサイズ:縦35センチ×横90センチ】